そして完成へ
2007-03-06 Tue 21:19
ようやく完成。題して「End of The day」


ダイオラマ完成その1 ダイオラマ完成その2 ダイオラマ完成その3 ダイオラマ完成その4



「故郷から遠く離れたこのイタリアの地で、今日も長く激しい一日が終わった。救護所からの帰り道、頼れる相棒とつかの間の一服・・・・・」


こんなイメージが出来れば幸いである。

昨年の11月から始まったこのアンビュランスJeep制作記。
途中ビネットダイオラマの記事へと引き継ぐも、約3ヶ月の月日が経過してようやく完成記事へと漕ぎ付けることが出来た。これもひとえに熱心に記事を見て下さり、またコメントをして下さった皆様方のお陰であり、本当に感謝してもしきれないほどである。

今こうして完成したビネットの画像を見ると、ああしとけば良かった!とか、ココをもう少し何とかしたかったなぁと悔やまれる部分が多々あるが、それは次回の作品に引き継ぐことにして、今回はとりあえずこれで完成ということにしようと思う。

ということで、お疲れ様でした〜!(^^)


次回は完成したビネットの細部画像を解説を交えて載せる予定です。


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立ち木のカラス
2007-03-01 Thu 18:40
なかなか更新が進まない(汗)。
理由はいくつか挙げられるが、その最たるものがスノーボードである。冬の間はボードが趣味の中心になるので、実は1年の中で1月〜3月がいちばん忙しい。

幸か不幸か今年は暖冬だったので、例年に比べて滑りに行く回数が少なかったり、我がホームとしているスキー場が雪不足のため早々とクローズに追い込まれたりで比較的楽なのだが、それでも自分がスキースクールのスノーボードイントラをしていたり、良い雪を求めて仲間達と遠出したりと、忙しいことには変わりはなかったりする。

ひとたびゲレンデに出れば、昼からナイター終了まで通しで滑ることも少なくない。

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さてさて、更新の言い訳ばかり言っていてもしょうがないので本題へ。
お陰さまでダイオラマもほぼ完成の域まで達し、あとは極々細かい部分を手直ししたり、足りないと思うところは付け足したりするだけなのだが、今回は背景に立つ枯れた樹木の枝にとまったカラスの制作である。

以前からこのダイオラマには生と死を暗示させるものが必要不可欠であると感じていた。
モチーフとなるものが救急車であり、尚且つ負傷者を専門に扱う衛生兵が登場するとなれば、必然的にそういったものを配置してドラマ性を生じさせてやらなければいけないと思ったからである。

カラスという鳥は、古くから洋の東西に関係なく不吉な生き物として取り扱われることが多い。
それは死んだ遺体を葬る時、鳥達に遺体を捧げて始末させる「鳥葬」のイメージが重なったり、また真っ黒くて比較的大きな身体を持ち、雑食性の強い趣向だったりするところが大きいように思うのだが、今回この不吉な鳥をダイオラマに登場させることによって、更に生と死の暗示が強まると考えたのだ。

カラスは我々人間に取ってとても身近にあるはずの鳥なのに、いざ制作するとなると判らないことの方が多いのには驚いた。こういう時はWEBを活用するに限る。

そしていろいろ調べた結果、カラスには大きく分けてハシブトカラスとハシボソカラスの2種が存在することが判明。しかもヨーロッパなどにはハシブトよりハシボソの方が多く生息していることも判った。ここでいうハシブト、ハシボソとはくちばしの太さのことを指すらしい。

手ごろな画像を入手、それをプリントアウトしてカラスのフォルムや特徴を確認する。

カラスの制作その1
まず初めにエポキシパテの塊を爪楊枝に刺し、それをスパチュラとピンセットを使い徐々に形にしていく。くちばしは0.5mmプラ板で制作。

カラスの制作その2
大体の形が出来上がったら、今度は伸ばしランナーで脚を付ける。両方の脚の角度が同じようになるよう注意。

カラスの制作その3
ボディが乾燥したら爪楊枝から離し、立ち木の枝に接着。サーフェイサーを塗って不要なキズの目止めと細かい羽の質感を付け加えてやる。

カラスの制作(完成)
そのままの状態で塗装、そして完成である。
ちなみに塗料は下地に水性アクリル、仕上げには油絵の具を使用。


いろいろと思案した割には意外とスムーズに作業は進行し、乾燥と塗装時間を含めても約3時間弱の工作で済んだ。今思えば羽などの質感をもう少し細かく彫刻してやれば良かったかとも思うが、まぁコレはコレで上手く行ったのではないかと思う。

また何らかの機会で制作することがあれば、もう少し彫刻にも気を配りたいところだ。


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小道具の演出
2007-02-14 Wed 06:18
この一週間、いろいろな事に追われて記事更新が出来ずにいた。コンスタントに更新したいという思いはあるのだが、これがなかなか難しい。まぁBlogというものは公開日記みたいなものであるから、息切れせずに続けるにはマイペースを貫くのが一番だが、それも過ぎるとちょっと考えものだ。

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さて制作の続きである。
ベースに各モデルを固定したら、細部に手を加えたり小道具に気を配ってみる。この小道具達が加わることでスケール感がいっそう出てきて、グッとダイオラマが引き締まったものとなる。この過程を一番楽しみにしているモデラーも案外多いのではないだろうか。

そもそも衛生兵というのは一般兵士と違い、武装しない代わりに薬品や医療道具、その他それに係わるありとらゆるものすべてを管理しなければならなかった。

そのひとつの例として「負傷者用荷札(BSW)」というのがある。

普通兵士は戦闘などで負傷し治療を受ける場合、装着している装備類は可能な限り外されることとなっている。そしてそれが本人の個人的な所有物であった場合など、送還された病院にいる持ち主へその荷物を届けてやる必要があるのだが、衛生兵はその為に専用の「荷札」を所持していつでも後送することが出来るよう配慮していた。

負傷者用荷札


今回はその「荷札」を1/35で作ってみた。
資料を基にPCで図を作成、それを1/35に縮小して印刷する。大きさは約3mm×5mmである。

最近のプリンタは性能がいいので細かい印刷物でも綺麗に印刷してくれる。しかしさすがに1/35の大きさでは何が書かれているかまでは判別不能で、その辺は作り手側からすると少々残念ではあるが、雰囲気的にはこの仕上がりで充分であろう。

BSW配置例


何枚か印刷し、それを丁寧にナイフで切り取って配置する。

ご覧の通り荷札が散乱しているが、実際には大切な書類をバラバラに散乱させておくような事はいくら大雑把なG.Iとえども絶対にない。通常衛生兵達は、こういったものを雑嚢などに入れていつでも使えるよう携行しているはずなのだが、今回は雰囲気作りとしての演出性を優先した。

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【FADキットについて】

Jeep荷台に散乱している荷札の上に重なっているオレンジ色の楕円形のものは、ファーストエイド・ドレッシング(以下 FAD)と呼ばれるもので、大きさが100×50(mm)の真鍮製コンテナの中に分厚いコットン製の止血帯と包帯が内蔵されている。色はオレンジの他にOD色があり、戦後はすべてのコンテナがOD色に統一された。(下記画像)

ファーストエイド・ドレッシング初期型 ファーストエイド・ドレッシング後期型


この携帯用包帯ともいうべきFADは、衛生兵のみならず一般兵士にも必ずひとつは支給されているもので、衛生兵が近くにいない場合は一般の兵士が負傷兵の救護に当たった。

FADキット・パウチ(前面) FADキット・パウチ(後面) FADキット中身

ちなみに上記3枚の画像は自分が所有するFADキットであるが、向かって左の画像はM1942 FAD専用パウチ前面、中央はその背面で右は中身を出したものである。M1942 FADパウチは粗織りのコットン製で、背面のスチール製フックをピストルベルトに引っ掛けて装着するようになっている。

FAD フィギュア装着例

装着部位は通常、右前面に装着するよう義務付けられていた。(上部画像)
フィギュア作りの参考になれば幸いである。


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